偉大なリーダーになる

2020.12.16

 

あなたはリーダーですか?

あなたは自分がリーダーだと思いますか?
もし、リーダーだと思っていない、感じていないとしたら、なぜでしょうか?

リーダーだなんておこがましい。リーダーなんて器じゃない。自分のような人間がリーダーだなんて、まだまだ早い。リーダーなんて大変、私はあまり目立たないようにいたい。。。

あなたが経営者なら、あなたはリーダーです。
あなたが個人事業主で、小さな会社、ビジネスをしているとしても、あなたはリーダーです。
リーダーとは、Leader=導く人です。リーダーは責任を持ってチームをまとめ、力を一つにして様々なテーマや課題に正面から臨んでいかなくてはいけません。

小学生か中学生の頃、林間学校での研修があったかと思います。ボーイスカウトやガールスカウトに入っていた経験がある方もいるでしょう。
林間学校などでは、生徒たちはグループに分かれ「班」なんて言ってましたね。。。笑 各グループごとに、リーダーを決めます。思い出してみてください。
あなたは、率先してリーダーをやってみたかったでしょうか?
自分から手を上げてリーダーに立候補しましたか?
誰がリーダーをやる?って、みんなが周囲を見回して、いつの間にか自分がリーダーになってしまったでしょうか?
おとなしく、隠れるようにしていたのに、リーダーにさせられてしまったでしょうか?

リーダーをやりたいと積極的に申し出たのに、リーダーになれなかった方もいるかもしれません。
いずれにしても、なぜ、あなたはリーダーになったのでしょうか?もしくは、慣れなかったのでしょうか?
リーダーになった経験のある方は、その時、どんなことを感じ、どんなことを思いましたか?

 

リーダーのポテンシャルエネルギー

このブログを読んでいただいている方の多くは、経営者の方か、ビジネスを積極的に行っている方だと思います。つまり、あなたは、何らかのリーダーのはずです。もしくは、これからリーダーになっていくという方でしょう。
あなたにとってリーダーとはどんな存在でしょうか?

◎チームを気持ちをひとつにして、みんなを引っ張っていく
◎人々に模範を示し、そのお手本になるような人
◎チームメンバーを鼓舞し、勇気づけ、前進させるモチベーションを上げる
◎一人一人に丁寧に接し、誰一人置いていかず、チームの結束を高める
◎明確なビジョンを示し、チームをゴールへと導く
◎チームを信頼し、チームから信頼され、深い絆を創る
◎人々から尊敬され、愛され、その存在だけで皆のエネルギーが高まる

いろんなリーダー像があり、リーダーへの期待があると思います。
一般的なリーダー像は力強く、強い信念を持って、ビジョンを示し、みんなを引っ張っていく、導いていく、男性的な力のイメージがありますが、羊飼いが最後尾から羊たちを追うように、ひとり一人を見つめながら、後ろから暖かく、それぞれのゴールに行けるようにサポートするようなリーダーもいるでしょう。

リーダーの姿は、その人の性格、文化や価値感を背景とした個性によって、いろんなリーダシップがあって、どんなリーダーシップが自分に合うか、心地よいか、もっともモチベーションが上がって、自分にとってフィットするかは、その人がどう言うリーダーを期待するかによって異なります。

オリンピック選手を指導する監督やコーチも、選手によって、褒めて伸びるタイプと叱って伸びるタイプがいて、選手によって指導方法を使い分けると言いますが、リーダーはいろんなタイプの人からリーダーとして認められるような器の大きさや人間的幅が必要になってきます。
その人間的大きさが、リーダーとしての存在の大きさポテンシャルエネルギーを決めます。
ポテンシャルエネルギーとは、内在しているエネルギーで、そのエネルギーがどれだけのエネルギーを持っているかの大きさです。

 

危機に遭遇してこそ、リーダーの資質が見える

リーダーの器の大きさは、人間としてのあらゆる様々な感情を、どれだけ深く味わえるかによって決まると思います。
目の前に苦しんでいる人がいるのに、気がつかないでいる、知らないふりをする、無視するのはリーダーはおろか、人としての器に欠けます。
苦しみを抱えた人がいれば、まず、その人が苦しんでいることを感じられる感性が大事です。そして、その苦しみや痛みに共感し、そっと寄り添って、その解決のために可能な援助ができること、それがリーダーのもっとも大きな役割のように思います。もちろん、リーダー自身が直接行えないことの方が多いとしても、やり方はいろいろあります。
チームや状況が調子のいいときは、ある意味で誰でもリーダーを担えます。

あなたが大きなグルーズ船の船長で、波が穏やかで、平和で快適なクルーズができる時は、船長不在でも航海が可能かもしれません。しかし、海は必ずどこかで嵐に遭遇し、海が大荒れになることがあります。事前に危険な天候を避け、進路を迂回したり、それでもその影響を避けられないときには、乗員の安全と命を最優先に考えて、どう対処するか、その対処の仕方にリーダーとしての資質が問われます。

リーダーとしての資質とは、こうした危機や有事の際に、どう困難を克服するか?どれだけ被害を最小限にとどめ、もしくは被害を回避し、無事、人々やチームを安全にこの状況に対し、克服させることができるかにかかります。また、平和なときこそ、大きな問題が起こったときにもいつでも対処できる準備を怠らない。また、次のステージに行けるように、常に、高いスタンダードを目指して、限界の2mm先を目指していけるように、チームを鼓舞していく。困難の先にある達成感と成長を共に味わえるように、チームの志気を上げていく。これこそがリーダーのリーダーたる所以です。
ビジョン、ゴールの実現は、たった一人で実現したときよりも、仲間たちとそれを共に実現できた時の方が、その喜びを共に分かち合え、その喜びは何倍、何十倍もの価値を持ちます。

 

リーダーシップ4つのステージ

リーダーシップには、4つのステージがあります。

1.自分へのリーダーシップ

まずは、自分自身を目標やビジョンに向けて、歩ませることができるのか?決めたことをやり通せるのか?自分を鼓舞し、自分のモチベーションを上げて、自分自身を成長させるための、自分の意思が試される自分のリーダーシップ。
自分のリーダーシップを考えるときに、自分は自分という身体のリーダーだと考えます。身体を会社に見たてるとわかりやすいかもしれません。身体は手足があって、内臓があって、脳があります。目や耳も口もあります。こうした部位はすべて60兆の細胞からできていて、自分というリーダーは60兆の細胞のリーダーだと考えるのです。その時、ある部門、肝臓だったり、腸だったり、肺だったり。。。それぞれの部門に何億、何千億という細胞たちがいて働いています。
彼らは、あなたというリーダーの元で、あなたが考えるように、それをあなたというリーダーの指示として、そのように働きます。
細胞たちは、いつでもあなたの命令オーダーを聞きたくて、あなたがこうなりたいとビジョンを語れば、それを全力で実現しようと動ける準備をしています。しかし、リーダーとしてのあなたが、何もビジョンを持たず指示もしないとすれば、細胞たちは無秩序になって、時に暴走し、例えばがんや病気になるわけです。

あなたの、あなた自身へのリーダーとしての資質が、細胞たちの元気と活性を決め、どのように身体を維持するか、どのように健康でいるかを決めます

あなたというリーダーが、暴飲暴食をしたり、睡眠時間を削ったりすると、細胞たちは苦しむわけです。あなたという身体のリーダー自身が、大切な自分という存在を形作っている細胞たちを苦しめているわけです。
細胞たちの喜びと平和に、どのような愛を持って接することができるのか?愛を与えてあげることができるのか?
もしあなたが、自分の身体を酷使していたり、不健康な生活習慣で、身体のことを重んじない、大切にしないとすれば、自分の60兆という、自分を支えてくれている細胞たちを幸せに出来ないと言うことは、あなたの周囲、家族や社員のことを大切にできるのでしょうか?
リーダーとしての第1ステップは、まず、自らのリーダーになることです。

 

2.一人の相手に対するリーダーシップ

次のリーダーシップとは、One to Oneです。たった一人をより良い方向へと導くことができなくて、多くの人々は導くことはできません。そこで大切なことは、先にも言いましたが、相手に寄り添うことができるか、相手の気持ちに気づいてあげることができ、共感することができるかということです。

相手にこうした方がいい、ああした方がいい、それは間違っていると上からアドバイスする前に、まずは、相手がどんな気持ちでいるのか、その気持ちを感じ、共感し、その気持ち、感じていることを一緒に感じてあげることができるのか?その人の立場になって、その気持ちを味わうことができるのか。。。ここから始められるかどうかが、ワン・トゥー・ワンのリーダーシップです。

3.1対多のリーダーシップ

チームやコミュニティのリーダーシップです。これは多くの人がリーダーとはを考えるときに、もっともイメージするリーダーシップなので、多くを語ることはありませんが、ワン・トゥー・ワンの一人一人への共感をいかに拡大できるか、それがとても大事です。そのためには、リーダー大きな愛と奉仕への喜びがなければ、それを実現することはできないでしょう。

4.コミュニティのリーダーシップ

そして、最後に、1対コミュニティのリーダーシップです。これは、いくつものコミュニティのリーダーになると言うことで、それぞれのコミュニティには、リーダーがいて、そんなリーダーたちのリーダーメンターになることです。
それぞれのコミュニティには異なる価値観があって、ビジョンやゴール、コミュニティの存在の目的が異なります。こうした異なる価値感のコミュニティをまとめるリーダーたちを育て、彼らのリーダーとなり、そのコミュニティの人々からもリーダーとして認められるためには、メタリーダーシップが必要になります。すべての人々に共通する価値感を持ち、最も大切なことを伝えられる存在。。。仏陀やイエスのような存在に近づくのでしょう。。。
なかなかこうしたリーダーシップは遠く感じますが、そのために本質とは何かを常に自分に問うていかなければいけないのです。。。

さて、今回は、リーダーとは何か?リーダーシップについて、見ていきました。このブログでも、今後あらゆるカタチで、別の角度でもリーダーシップについて、一緒に考えていきたいと思っています。

あなたのリーダーシップとは、どんなリーダーシップでしょうか?
ぜひ、考えてみてくださいね!

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表