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どんなデザインがいいデザイン?

2018.11.15

素敵なデザインにしたい。カッコイイWebサイトをつくりたい。おしゃれな感じにして欲しい。

マイルストーンデザインで依頼されるWebサイトやパンフレットの制作は、こんな表層的で漠然としたお仕事の依頼はまずないのですが、なぜなら、クライアントの依頼は、売上げを上げたい、集客したい、マーケティングで成果を出したい、会社や商品のブランドづくりをしたい。基本的に、そんなクライアント=お客様ばかりだからです。

ここで、企業にとってのデザインの重要性について少しお話ししたいと思います。

 

【目次】

1.デザインの役割

2.どんなデザインがいいデザインなのか?

3.ブランドを表現するデザイン

4.マーケティングのためのデザイン

5.まとめ

 

1.デザインの役割


 

デザインは見た目を美しくするとか、かっこよくすることと思っている人も多いと思います。それは決して間違いではないのですが、デザインの本質ではありません。ここで、デザインについて哲学的、アカデミックな話をしてもしょうがないのですが、会社やビジネスにおけるデザインとは、やはりその目的を達成するためのデザインでなければ意味がありません。

美しい、かっこいい、品がいいということも、それがその会社にとって効果的ならば必要な事でしょうし、例えば、庶民的で、ゴチャゴチャと賑やかなお祭りの屋台のような雰囲気にお客さんが喜びや楽しさを感じることが、集客や売上げに繋がるならそれが選ばれる必要があります。

同じ色やカタチを見ても、人によってそれがよく見える人もいれば、気に入らない人もいます。ひとつのものを全ての人にいいと言ってもらうことは難しいかもしれませんが、ある程度の範囲で、魅力を感じてもらうことは可能です。つまり、会社や商品のターゲットが魅力を感じてくれれば、すべての人に評価されなくてもいいし、逆に、コアなターゲットが喜んでくれるものでなければ満足されないデザインもあるでしょう。それも、マーケティングの中で、どんな人やマーケットがターゲットなのかをしっかり認識する必要があります。

デザインは、ターゲットが明確であればあるほど、そのターゲットが気に入る、求める。彼らが持っている文化や感性にあった世界観やテイストに合わせられれば、それは結果として購入やそのきっかけに繋がるので、デザインとはやはり、ターゲットの共感を得たり、自分の世界であることで気に入ってもらったり、安心感を与えたり、興味を持ってもらったり、魅力を感じてもらうために有効に使えると言えるでしょう。

 

2.どんなデザインがいいデザインなのか?


 

美しいデザイン、魅力的なデザインと言っても、人それぞれの感性によって、求められるものは違います。ただ、みんなが美味しいと感じる料理や味があるように、多くの人がいいと感じるものはあるわけです。市場が大きい、不特定多数の人が日常的に購入するような商品は、あまりマニアックなものよりも、シンプルでベーシック、そこそこ品のいいものになっていくはずです。

ユニクロの商品のように、多くの人に求められるような商品を廉価で販売するなら、そのようなデザインにしていく必要がありますし、Webサイトも同様のテイストになっていくでしょう。

でも、どうでしょうか?ユニクロの新聞の折り込みチラシは、おしゃれなTVCMのようなシンプルでスタイリッシュなものとは全く異なり、一般の衣料量販店と同様に、ごちゃごちゃして、決して品のいいものではありません。ここにユニクロの戦略があります。折り込みチラシを見るお客さんとTVCMを見るお客さんが異なる部分があったり、TVではより広範囲に、安いけれど機能も品質もよく、センスがよくて、オシャレだいいというようなイメージを与えるために、ブランド戦略としてのメッセージを伝えているわけです。でも、現実的には、ターゲットはそんな品の良さそうに見える商品が、こんなに安く買えるということで、チラシはよりリーズナブルに見えるような「デザイン」にしているわけです。

いいデザインとは、適材適所。目的に合わせて、ベストな表現がなされることなのです。

 

3.ブランドを表現するデザイン


 

ブランドというのは、それをいいと思っている人にとって特別な価値あるものです。ある人にとってすごく価値があるけど、ある人にとってその同じものが価値を感じてもらえない、ブランドとはそんなものです。

ブランドにとって大事なのは、他との違い、ユニークネスです。どこにでもあるもので、特別なものでなければブランドにはなり得ません。このユニークネスを表現するのがデザインと言えます。

デザインによって、その会社、その商品の独自性、他にはない特徴を表現することが可能です。

そういう意味で、ブランドデザインにおいて、デザインはとても重要な枠割りを持っています。

また、デザインは、それぞれの業種、業界、ジャンル、カテゴリーを一瞬にして表現する役割も持っています。例えば、スポーツウェアの通販Webサイトは、スポーティーで躍動的で、情熱を感じるサイトの表現になりますが、落ち着いた高級インテリアを商材とする会社のWebサイトのテイストには向かないでしょう。デザインによって、パッと見て、それが何のジャンルなのか、どのようなものなのか、見る人、訪れる人が直感的にイメージできるものは、それを必要としている人の理解の助けになります。

しかし、印象的な認知を期待するために、敢えて違うカテゴリーの要素をウィットやパロディとして持ってきて、よく見たら違う商品や会社を紹介するものとしてデザインされることもあります。例えば、アイススケートをしながら、カップ麺を食べるとか、インパクト勝負のCMではよく使われる方法です。

どういうカタチでもあり得るのですが、やはり、自社が商品がどういうコンセプトを持ち、どういう信条でそれを提供しているのか、そして、ターゲットのニーズとウォンツに響くかどうか。。。それがブランド形成において重要なテーマと言えます。

 

4.マーケティングのためのデザイン


 

マーケティングにもデザインは重要な役割を持っています。それは、会社や商品について、わかりやすく、響きやすく伝えること。直感的にわかるレベルから、深く響くレベルまで・・・

特に、通販サイトの場合は、デザインだけでなく、何よりも、コピーライティングが重要な役割を持ちますが、それらをいかに、その商品のコンセプトに合わせてイメージや世界観を表現するか、そして、そこに訪れる人が商品に魅力を感じ、商品により強く興味を持ち、魅力を感じてくれるか。さらに、心理的に誘導され、商品理解が促進されるだけでなく、その商品が自分にとって必要であり、なくてはならないものであると納得できるような→もっと言えば、自己暗示にかかるくらいの表現があってもいいのかもしれません。

その商品が、本当に素晴らしい商品でも、判断に迷って購入に至らない人は多いものです。そんな人に、安心して購入を促す。例えば、「購入後、万一気に入らなかった場合は、100%返金保証」という言葉があれば、安心して購入できるでしょう。

フォントの種類、サイズ、使い方や表現において、こうした言葉の表現をサポートすることもデザインの役割ですし、LP(ランディングページ)だと下にスクロールしてもらえるように意図的にデザインする。商品が魅力的に見えるように、商材にあったカラーを選択し、必要があればより上質に、高級感あるようにデザインする。

時に、敢えて、シンプルな表現を心がける。会社や商品の理解のための魅力的な写真、わかりやすい写真、共感する写真を用いるなど、デザインが行う範囲はとても広く、注意深く行うところはとても多いのです。だからこそ、そうしたデザイン表現において、経験値の高いプロの支援を得ることは価値あることだと思います。

 

4.まとめ


 

デザインには人の好みがありますが、往々にして、あるジャンルに関心の高い人は、そのジャンルの世界観を大切にしています。また、そうしたテイストに共感し、惹かれます。

これはいいデザインだと言っても、人によって評価は変わるものです。主観による判断は禁物です。

大切なのは「誰がターゲットなのか?」ということです。

ターゲットはどんな世界観を持ち、どういうテイストが好きなのか、何を大切にしているのか?など、ターゲットが好むジャンル、カテゴリーをよく理解し、その中でいかにユニークネスを発揮できるか、差別化できるか。その中でどのように、どういう意味で品質を高めていくのか・・・これがデザインの課題です。

デザインには大きな可能性があります。デザインをどう活用するかは、ブランディングにも、マーケティングにも大きな意味を持ちます。ぜひ、デザインを積極的に、うまく活用していただきたいと思います。