あなたの中に眠る黄金の仏陀

2020.11.16

黄金の仏陀はいつも輝こうとしている

このブログは、主に中小企業の経営者、特に小さな会社経営者の方向けに書いています。
私の専門分野は、ブランディングとマーケティング、そして、Webサイトデザインやその周辺のIT関連となります。特に、小さな会社はブランディングとマーケティングは両輪で行わなければいけないという視点で、経営戦略の面からもお話ししています。

 

小さな会社の経営戦略はマインドセット

経営戦略というとなんだかかなり頭を使って考えなくてはいけないもののように思いますが、小さな会社の経営戦略は、実は、マインドセットの持っていき方が本質です。
社員数も少なく、顧客数もある程度限られ、お客さんと接近戦で対応できることが多いので、社長本人や社員さんの考え方をどう整えていくかが、経営戦略のポイントとなります。
もっと言えば、経営戦略という言葉を使わなくてもいいのでしょうね。
経営の考え方、経営コンセプト、経営の方向性、会社成功のために大切なこと・・・
中小企業、特に小さな会社、個人事業主さんの場合は、かなり多くの方が、この経営戦略をきちんと考えられていないのではないでしょうか?
経営戦略とは、会社のどんな未来を創るのか。会社をどうしたいのか?どんな会社にしたいのか?そのためにどうするのか?

◎日々忙しく、目の前の業務に忙殺されている。

◎仕事の依頼、お客さんは一定のペースでやってきて、そこそこ商売が成り立っているので、あまり先のことを考えたことがない。

◎考えなくても、なんとかやってきたし、やっていけるだろう。

◎日々の商売のことや自分の商品のことには関心があるけど、会社をどうするとかあまり興味がない。

◎会社やビジネスが危機的な状態なので、先々のことを考えている余裕がない

などなど。。。

 

内海で快適なクルーズを好むか、大海にこぎ出すか

小さな会社=スモールビジネスと言いますが、スモールビジネスは上手くいけば、それはそれで適度な収益と成功をもたらし、あまり無理なく、安定的なビジネスを築くことができます。
何が起こるかわからない未知の大海原に挑むよりも、岸が見える穏やかな内海で帆を拡げてスムーズにクルーズを楽しむ方が安心で、快適なのは確かです。
しかし、それ以上でも以下でもないのも事実です。
内海だって、嵐が来れば荒れますし、船がダメージを受けて沈むときだってあります。岸が見えても、遠く離れていれば、泳いでたどり着けるかどうかもわかりません。スモールビジネスだって、十分リスクがあるわけです。
スモールビジネスを選ぶか、大きな大海にこぎ出すように、大きな市場へ望んでいくかは、経営者次第、あなた次第なのですが、そこには、経営者であるあなたの生き方や価値観が大きく影響しています。

どんな会社を経営したいか、どんな会社にしたいかは、人それぞれなのですが、どんな会社にしたいのかを具体的に考えることは、グライダーを常にいい風に乗せるように、会社をいい風に乗せて飛び続けるためには必要なことです。
そして、何よりも大切なのは、こうしたことが大事だ、私には必要だと気づくこと。ここからすべてが始まります。この気づきがなければ、経営戦略も会社をどうしたいかもないわけですから。。。

子供の頃から大きな会社を創って成功したいという野望を持って大人になる人もいれば、普通に会社に就職して過ごす中で、何かのきっかっけで会社を起業することもあるでしょう。
そうせざるを得ずやむなく起業して苦労し、たくさんの学びを経て成功をつかむ人もいます。その道は様々です。また、起業の道、成功の道、その姿に正解はなく、その人がどうしたいのか、それを実現できていれば、満足であればそれでいいのでしょう。

 

黄金の仏陀

こんな話があります。これは昔のタイの実際の話だそうです。

昔々、タイのある村に、昔から伝わる黄金でできた仏像がありました。

村人たちは、その黄金の仏像をとてもとても大切にしていました。

あるとき、隣の国から軍隊が攻めてくるという話が伝わってきました。

村人たちは、もし、他国の軍隊がやってきたら、この黄金の仏像を奪われてしまうと考えました。しかし、隠そうにも大きくて重い仏像を隠すことができません。

そこで、村人たちは、この黄金の仏像を泥で覆い固めて、

価値のない泥でできた仏像に見せかけたのです。

そして、しばらくして、実際に軍隊がやってきたので、村人たちは逃げました。

軍隊は、村中の金目のものがないか探しましたが、

あるのは、泥でできた仏像だけでした。

軍隊は興味なく、そのまま次の村へと移動していきました。

それから何年もの年月が経って、いつしかその村に再び人々が暮らすようになって、

そこにあった泥の仏像に、人々はお花を供え大切に拝んでいました。

ある時、子供が仏像を見ていたら、ひび割れた腕の一部から何か光るものが見えたので、

村人たちに知らせました。

村人たちが調べてみると、中に金色に光るものがあるではありませんか。

村人たちは、その固まった泥を取り除いてみると

中から黄金の仏陀が出てきたのです。

このお話は、私が配給している映画「ファインディング・ジョー(英雄の法則)」の始めに、世界的なベストセラー作家、アラン・コーエンさんが語るお話です。

 

私はこのお話が大好きです。
私たちは、人生でいろんな出来事が起こります。多くの人は普通の人生を送っていますが、そんな中でつらい出来事や苦し出来事が起こります。夢も見たことがありました。いつかは自分だって成功したい、そんなことも考えていました。でも、何をやっても上手くいかず、自分にはそんな才能はないんだなと、諦めてしまった人も多いでしょう。

お前になんか、才能はない。そんな大それたことを失敗したらどうする。子供の頃、周りの大人に、そんなこと言われて信じてしまったかもしれません。私も、会社なんかやったら、最後は借金まみれになって終わりだ、お金は出さない、迷惑をかけないでくれと父親に言われたことをよく覚えています。

 

あなたの中に眠っている輝く巨人を揺り起こす

誰しも、自分が本当に行きたい人生があるはずです。そして、そんな人生を思うように生きたいと思っているはずです。でも、そんなことができると思っている人は多くはいません。自分にはできないと思っているから、いや考えても見たことがないのかもしれません。

でも、本当はこんな人生を生きたいと、心の奥底では眠っているのです。

人生では衝撃的な出来事が起こります。大切な人の死、突然の解雇、会社の倒産、自身の交通事故、大病、大きな災害に巻き込まれるなど、これまで平和で安定していた暮らしや人生を続けられないような出来事が起こることがあります。そんなとき、あなたが思い込んでいたあなたという存在にひびが入り、中から金色に光るものが見えることがあります。

あなたの中に、この黄金の仏陀があるのです。

あなたの中にある黄金の仏陀は、いつも輝いていますが、自分にはできない、関係ないという思いの泥で塗り固められているので、その輝きを知ることがありません。でも、こうした人生の大きな出来事がきっかけで、あなたが本当に生きる道に気づかされることは多いのです。

 

あなた自身が、あなたが想像し得ない世界へ誘う力を持っている

スモールビジネスで、なかなか経営が上手くいっていない人も、もっとビジネスを上手く回したい人も、あなた自身の中に黄金の仏陀がいることを知ってもらったら、もっとやり方を変えられるかもしれません。そして、あなた自身が黄金の仏陀であることに気づけば、あなたの可能性が無限であることにも気づけるはずです。その上で、あなたが何を選ぶかは自由です。

まずは、あなたには無限の可能性があることを知ってください。
それに気づいてください。
あなたには、必ず才能があります。
あなたは、会社をもっと成長させることができるし、

あなたが知らない、想像し得ない幸せで豊かな世界をあなた自身に見せることができます。

あなたにはそんなパワーがあるのです。
ぜひ、あなたの中の黄金の仏陀を輝かせてください。
もし、あなたの中の黄金の仏陀が輝くとしたら、
あなたは、あなた自身のどんな世界を創造したいですか?

それがあなたにはできるのです!

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表