Webサイトの見直しで会社を再構築する

2021.01.10

Webサイトを見直すことは、会社を見直すことと同じ

 

Webサイトを考える。会社を見直すいいタイミング。

会社を見直せば、結果的に、Webサイトに何を表現するのかが変わります。
同時に、Webサイトをリニューアルする。もしくは、手直しをするというタイミングがあるならば、ぜひ、会社の現状を見直し、会社のビジョンやゴールにあったものなのか?時代や社会の状況、マーケットや顧客の状況、会社の今の状態がどうなのかを確認するいい機会です。

Webサイトが先か、会社が変化するからWebサイトを調整するのか、どちらもありだとは思いますが、Webサイトを手直しする際は、Webサイトをどう表現するのか?何を表現すべきか?掲載するのか?を考え直すと同時に、いまの会社の状況についても改めて見つめ直してみるといいでしょう。
会社を見つめ直す時、目的とゴールがあれば、それに向かって、具体的に見つめ直すことがしやすいわけです。

会社のパンフレットを作るとき、そこに何を載せるべきか、どういった内容、構成にするのがベストか。特にパンフレットは、Webサイトと異なり、紙面のスペースに限りがあります。もちろん、必要ならページ数を増やせばいいのですが、その分、制作費も、印刷コストも上がります。
その点、Webサイトは、印刷費がかからないので、予算次第で、ページのコンテンツを増やす費用だけでいいし、修正も容易です。
とは言え、会社のパンフレットを作るように、条件が限られると、そこで何を表現するのか、優先順位を明確にして、最小限で、もっとも伝わるもの、理解してもらえるものを作ろうとすることになるので、本当に何を伝えるのがベストなのか、フォーカスできると言うことになります。
そうしたイメージで、Webサイトの内容を考えるときに、そこに掲載するための言葉やテキストを考えるに当たり、いまの会社の内容はこれでいいのか?を同時に見直すことになります。

実際に、過去に何度も、Webサイト制作のご相談を受ける中で、様々なアドバイスもさせていただきますが、マーケットやビジネスの新たな可能性に気づかれて、結果的に、会社のコンセプトを見直し、そのために、Webサイトの制作を半年先に延ばして、その間に、事業の再構築をされたような例も、いくつかあります。

Webサイトをリニューアルする。また、新規事業でWebサイトを考えるときに、そこで何を伝えるのかを考えるとき、結果的に、会社を見直すことになるので、こうしたタイミングを上手く利用して、会社を見つめ直す機会にしていただけたらと思います。

 

会社のどこを見直すべきか?

Webサイトを見直すに当たり、会社の何を確認するべきか、

以下にリストにしてみたいと思います。

1.会社の理念 何のために活動するのか?したいのか?何のために商品やサービスを提供するのか?会社の存在目的とは何か?

2.ビジョン 会社はこの先、どの様になっていくのか?どんな姿になっていくのか?

3.価値感 私たちはどんな価値感を持って、仕事をしているのか?お客様にどんな思いで、商品やサービスを提供し、会社・ビジネスの活動をしているのか?

4.商品やサービスについて 現状の商品は市場や時代に合っているか?品質はどうか?お客様にどのように評価されているか?お客様に貢献できているか?喜ばれるものになっているか?

5.お客様の体験 お客様は商品や会社からどのような体験をしているのか?どんな満足を得ているのか?

6.顧客ターゲット Webサイトのデザインは、顧客ターゲットが何を求めているのか?そのために何をどのように伝えるのがベストか?そこをしっかり考える必要があります。同時に会社のアイデンティティとして、どう表現するのか?そのバランスが必要です。
そうした意味でも、ターゲットを明確にする必要がありますが、時代の変化と共に、新たなターゲットが生まれたり、例えば、長年経営されていると商品やサービスに対する年齢がターゲットゾーンから外れてくる場合もあります。そうした場合、顧客リストのリフレッシュを行う必要もあるかもしれません。そのために、顧客ターゲットについて、見直してみる必要が出てきます。

7.よくある質問 お客様からよくある質問をまとめておくと、Webサイト上も便利ですが、お客様の気になっていることやお困りごと、良く躓く(つまづく)ことや多くのお客様に同じようにおこること、起こりがちなことなど、見直してみるいい機会となります。

8.D2C 「Direct to Consumer」の略ですが、これは、メーカーやブランドが、自社で企画・生産した商品を、流通業者を介さずに、直接販売していくことで、オンラインショップ、通販は、直接お客様に販売していますが、商品を仕入れて販売したりします。D2Cは、製造メーカーや例えば、飲食店が自社で作ったもので通販を始めることも同様です。いま、このD2Cが大きく伸びています。

スマホやSNSの浸透で、こうしたデジタル機器を利用した通販市場は、2015年には1兆3,300億円だったものが、2020年には2兆2,200億円となり、2025年には3兆円になると予想されています。

コロナ禍の中で、D2Cに移行せざるを得なかった会社もたくさんあるかと思います。
新型コロナの厄災は、こうした市場や事業の転換を促し、ある意味では、大きなチャンスがそこにあるわけです。混乱には、次へと飛躍するチャンスも同時にあります。今だからこそ、ポジティブに考えて、チャンスをつかんでいきましょう。

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表