Webブランディングで会社を次のステージへ

2020.11.12

器を変えれば、そこに合わせて成長する

大切なことは「始める」こと

ブランディングについて、専門的な立場として、このブログでも今後深く掘り下げていきたいのですが、弊社の場合、比較的小さな会社のクライアントが多いので、ブランディングをガッツリ行うパワーは、費用、エネルギー共になかなか確保しづらいのが実際のところです。なので、比較的小さな会社のコンサルティングをさせていただく場合は、マーケティングとブランディングはセットで、Webサイトの制作の中で抱き合わせでアドバイスさせていただくことが多いです。

ある程度の規模、中規模の会社になると、すでにブランディングを意識して、また実際的にブランディング担当者やチームを作って取り組んでいる会社も多いかと思いますが、何より大切なことは、始めること一歩踏み出していることです。考える前に、5秒ルールで動いた方がいいです。

 

判断基準となる価値観や方針を明確にしておく

小さな会社に限らず、ブランディングとマーケティングは両輪だとお伝えしています。

マーケティングは基本的に集客のために何をするか、そして、そこからどうコンバージョン(商品を買ってくれるお客さんへ)していくか、ブランディングは、どのような会社、商品であるのかをお客さんに明確に伝え、その価値を共有する、また共感を得るということで、ブランディングは、経営者自身の自社がどう言う会社なのかを自覚する、またはどのような会社になってくのかをマインドセットする意味もあり、社員の方にもブランディングによって、自社がどう言う会社なのかをしっかりと認識していくためにもとても有効かつ必要なものと言えるでしょう。

マーケティングだけを考えれば、集客できて、商品が売れればいい、売上げが上がればいいと考えるなら、そのためには何でもやることもできます。しかし、そこまでして売るのか?そんなやり方でお客さんを集めるのか?と言うようなやり方もあるわけで、そこでその判断基準となる価値観や方針、これはやるけど、これはやらないという、何か迷ったらここに立ち返れる信条(クレド)、クライテリア(判断基準)を最初に設定しておくことが大切です。これがブランディングの柱(軸)となるわけです。一時的な売上げのために、品性を失って収益を求めたために、ブランドを失う会社の例はたくさんあります。

私の場合は、モノリス・ブランディングと称して、このブランドクライテリアとなる軸を構築していくコンサルティングを行っています。これについては、モノリス・ブランディングの記事でお話ししたいと思います。

 

マーケティング道、ブランディング道

企業のマーケティングの支援に長年携わってきて、マーケティングを前に進められない原因のもっとも大きな障害は、経営者のマインドセットであり、モチベーションです。

マーケティングもブランディングも、稚拙とも言える作業を積み重ねて行かざるを得ない部分がほとんどなので、何かを取り入れたら簡単にそれが実現する。売上げがあがるというものでは「本質的には」ないのです。もちろん、これをやって売上げが10倍になったというような魅力的な見出しはよくありますが、そういう事例もあるでしょうが、ほとんどは、何か一つを行ったから結果が出るわけではなく、いろいろなお膳立てがあって結果につながる総合力だと思います。

お店のポイントカード、スタンプを10個集めると割引で使える。これと同じで、やるべきことをひとつひとつやって、スタンプを集めていき、10個集まったらご褒美のようなそんなものだと考える方がいいでしょう。
急がば回れ、長い目でマーケティング、ブランディングを考えるなら、アスリートが日々のトレーニングを積み重ねて結果を出すように、また、オーケストラが指揮者と共に日々の調整を行って本番に臨むように、大事なのは、日々の積み重ねです。
こうしたマーケティング、ブランディングのやり方は、レンガを積み重ねて山を築いていくように、簡単には崩れません。

 「ムーンショット」でブランディングを考えてみる でも書きましたが、マーケティングもブランディングも合気道や茶道、武道と同じで「道」(どう、みち)です。道は永遠の修行であり、磨き続けるもの。終わりはありません。進化し続ける道でありプロセスです。
長く安定して続いている会社は、こうした日々のプロセスをとても大切にしています。これがロングテールとして愛される商品を生み、愛される会社になっていきます。

マーケティング道、ブランディング道と名付けることにしましょう。

 

Webサイトは未来からやって来る

さて、いつもの通り、前段が長くなりましたが。。。笑

Webブランディングで会社を次のステージへ導く。これはWebサイト=ビジョンと考えて行うことで可能になります。
私とマイルストーンデザインが考えるWebサイトとは、いまある現状の会社の状態をWebサイトとして表現することではありません
機能的に、会社について、業務内容、特徴、よくある質問、お問合せ云々。こういうことは当たり前ですが、会社についてお客様に知っていただく、理解していただくために、会社のことを紹介するのが会社のWebサイトではないと言うことです。

何のためにWebサイトを創るのか?Webサイトをリニューアルするのか?

それは、会社を次のステージに導くものでなければいけません。ここに共感されない方はここから先を読まれる必要はないのですが。。。
それはどんなものかというと、会社のビジョン、会社の理想の状態、こんな会社でありたいという数年先の近未来の状態がここにエッセンスとして表現されている必要があると言うことです。
そう考えると「Webサイトは未来からやって来る」ということになるわけです。

未来逆算、理想の状態から逆算する方法をバックキャストと言いますが、このバックキャストは自分を、自社をそこに連れて行ってくれるナビゲーターの役割をします。
もうそうなっている状態をデザインする。
ウソはいけません・・・笑 例えば、Webサイトに書かれている内容、写真を合成するとか、ビジョンマップではどんどんやって欲しいですが、お客様に事実を伝えるWebサイトでウソは掲載できません。最近、そんな粉飾をやって炎上していた詐欺師がいましたね。。。笑
Webサイトに掲載する情報はともかく、Webサイトはデザインできるんです。
このデザインできるというところがもっとも大事なところです。

会社の未来はデザインできます

立派な社屋を建てるのは費用的に困難かもしれませんが、Webサイトを創るとき、同じ創るならそれは可能で、デザイン次第ということになります。

 

理想の姿をWebデザインで描く

馬子にも衣装」といいますが、Webサイトをしっかりブランディング視点で考え、表現することで、会社のステージが上がった、ブランドイメージが向上した、理想としていたターゲットのお客さんが増えた、クレームがほとんどなくなった、社員の自信がついた、経営者ご自身が会社のビジョンやゴール、目的→理念、何のためにが明確になったなど、総合的なブランディングの前に、Webサイトをリニューアルする際に、Webブランディングから取り組む
Webサイトを会社の理想の姿にする、近づける、理想の姿をWebデザインで描くことによって、まず、会社の衣装を創るわけです。
子供が成長しているのに、2年前の服はパンパンでもう着られないですよね。子供に服を買う、プレゼントする場合、すぐに大きくなるのを見越して、少し大きめの服を買います。
大は小を兼ねるといいますが、大きい器を用意すれば、そこに入るものがやってきます

少し不思議な話ですがよく言われる話が、社員を雇ったら、仕事が舞い込んでくる。オフィスを大きくしたら社員が増えた。そんな話ききませんか?
マインドセットのスケールを変えると、それに見合うサイズになっていくものです。

ビジョンマップ(ビジョンボード)の効果は引き寄せの法則、願望達成、自己実現でもっとも効果的で、よく使われる方法です。私自身、ビジョンマップをいつも眺めています。。。笑
WebブランディングによるWebサイトは、まさしくこのビジョンマップ効果を生むわけです。

Webブランディングでやるべきこととは、会社のスタンダード(基準)を上げて、会社を次のステージへシフトさせる
Webサイトを理想の状態にデザインし、もうそうなっているように振る舞うことで、現実の会社もそうなっていく。その種を植え、育てていく。これこそがWebブランディングであり、未来逆算によるデザイン(→バックキャストデザイン)。未来をデザインすることなのです。

マイルストーンデザインは、バックキャストで、あなたの会社の理想の姿をデザインします。
まずは、Webサイトを未来の姿にすることから始めませんか?
私たちが、あなたの会社の未来デザインをお手伝いします。

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表