なぜ、思考は現実化するのか?
2020.11.11
風が吹けば桶屋が儲かる理論で考えてみる
思考は現実化すると考えた方がお得なわけ
「思考は現実化する」この考えをどう思いますか?
A:はい!思考は現実化する
B:どうかなぁ~そうなったらいいんだけど、なるものもあればならないものもある。
さて、あなたはどちらでしょうか?
僕は「思考は間違いなく現実化する派」です。
「する派」と言うところがミソなのですが、そのように考えた方がお得だからです。
するかどうかわからないという意識だとなるものもならないというのと、なるかどうかわからないものに力を入れられません。。。
まあ、信じるものは救われるといいますが、あの世なんてないと思って死んでいくのと、あの世はきっとあると希望を持って死んでいくのはどっちがいいですか?
実際に死んだら、一瞬にして意識を失う。もし、全く無になったとしても、希望の中に死んでいくなら、穏やかな死があるかなと、何もない世界へ旅立つのでは絶望しかない。
まあ、実際に、何もないと思って死んだら、死後の世界があった。もちろんそれは、天国ですが。。。の場合は、ラッキーとも言える。
いずれにしても「未来は常に希望に満ちていると考えたい派」なのです。
きっと、思考は現実化する派の方は、同じように考えているのではないでしょうか?
思考は現実化する派の場合、ポジティブシンキングで思ったことが叶ったら、実現したら、やっぱり思考は現実化すると思うでしょう。その考えは強化されます。もし、思ったことが現実化する率が高まれば高まるほど強化されますし、よりそこにフォーカスしていきます。
普段気づかないようなことも気がつくようになったり、意識するので、小さな考えや思いが偶然実際に起こったりしたら「これは思考の現実化だ!」と。。。
考えていることが現実化するというのは、ある意味当たり前で、例えば、作曲家が音楽を作曲する時、頭の中に浮かんだメロディをスコアに落として具現化する。ピアノなりギターで実際に弾いてみて確認する。または弾きながらスコアに落とすでしょう。
アーティストやデザイナーもイメージしたもの、考えたものをカタチにしていきます。建築家もどんな建築にするのか、外観もインテリアも、実際にそこに暮らす、公共施設なら人々がどう利用するかシュミレーションして、設計図にして、模型を作ったり、CGでシュミレーションしたり。それが現実の建物になります。
エアデザインで未来をデザインする
僕は、もともとシャープで工業デザイナーとしてデザインのキャリアをスタートしました。当時、情報機器のデザイン担当で、ワープロの書院とかファクシミリ、大型機器のデザインも担当しました。こうした製品のデザインを考えるときに、どんなものがいいか考えるわけですが、あたかも机の上の空間にそのワープロがあるかのごとく、何もない机の上を見て、カタチがあるように触ってみたり、高さとか感覚をつかみます。また、角の丸さとか使い勝手とかあらゆることをイメージしてスケッチに落とし込んでいきます。まさに「エアデザイン」(エアギターとかあるような雰囲気で楽しむアレ)なわけです。
僕の会社のマイルストーンデザインは、Webサイトを制作するわけですが、スタッフとアイデアを考えるときに、それぞれのクライアントさんにベストなWebサイトは何かをイメージするわけです。これまでの経験や最新情報、知見を総動員して、インスピレーションを得るわけです。この段階では、何も生まれれないんですが、そこにあるべき姿が立ち現れてくるんです。
デザインの上手い人、いいセンスをしているデザイナーは、圧倒的にいいデザインを見ています。いいデザインとは何がいいのか?何を持っていいデザインというのか?多くの人はどういうのをいいと思うのか?この世界の人はどう言うものをよしとするのか?魅力を感じるのか?その人なりの文化を持っています。
そういう、何がいいのか、欲しいと思うのかについてたくさんのWebサイトなり、デザインを見ているから、その世界を熟知していきます。たくさんのものを見ることで、その世界のパターンが見えるようになります。
その世界の住人になると言うこと
何でもそうですが、場数が大事です。たくさん練習すれば、誰でも身につくし、うまくなるものです。バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンは高校時代は才能が輝かず、バスケットボールチームにも入れてもらえなかったのですが、不屈の努力で人の何倍も練習し、神様になった人物です。
モーツァルトも、姉のナンネルのクラビコードの稽古を聴きながら育ち、3歳の頃からクラビコードを弾いて遊んでいたと言います。体操選手も水泳選手もオリンピッククラスの選手は、みんな幼少期からその世界の住人です。
結局、天才とは、どれだけ密度高く、かつ長くその世界を深く体験しているかによって、その才能が決まります。そのためには、その世界が楽しく、好きで、喜びを感じるものでなくてはいけません。やりがいや情熱を感じられなかったら続かないでしょう。また、アスリートなら、体型的に物理的に合わないものをあるでしょう。でも、続けられるとしたら、その先に何かが待っているのです。
デザインもそうで、やはり、付け焼き刃でうまく行くわけがありません。職人さんの世界で、一人前になるには10年かかるなんて話をよく聞きますが、その世界を本当の意味で知るにはやはり密度と深さと時間、そして場数が必要なのです。
そうすることで、ものの善し悪しがわかり、いろいろなインスピレーションを得られたり、頭の中に沸いたイメージを空間に表現することができる。何がいいかがわからないで、自分の仕事がいいものなのか、どうなのかはわかりません。
いい悪いがわからないで、お客さんにこれがいいんですよと自信を持って言えないし、お客さんに、こんなのができたんですけど、どうでしょうか?と、素人のお客さんに聞いたって、お客さんはわからないものです。
「あなたがプロなんだから、あなたはどう思いますか?」と聞かれて「そうですね~ん~」なんて考えてちゃいけないんです。なぜこれがいいのかをバチッと言えないとだめなわけです。プロじゃないんです。まあ、デザインのお話になっちゃいましたが。。。
要するに、それくらいやったらデザインができるようになる。そのためには、デザインが好きで好きでしょうがなくて、いいデザインを見ることに喜びがあり、それを再現したいという思い、そして、自分だったらこういうのがいいなと、自分なりのデザインへと向かう。
意識するから見えるようになる
「守破離」(しゅはり)という言葉があります。聞いたことがありますか?
最初は、師匠の言われたこと、型を守る。それを習熟すると、その型を破って、自分なりになってみる。そして、最後には、その型から離れる。これを守破離と言います。離れるところまで行ったら一人前です。それくらい磨かないといけないわけです。
「思考は現実化する」ヒントはここにあります。
自分が本当に実現したいことは、このデザイナーや素晴らしい技能を持った職人、オリンピックレベルのアスリートや作曲家の例のように、本当に極めていきたい夢、願望、叶えたいこと、実現したいことでしょうか?寝ても覚めても、そうなりたい。それを手にしたいと思っていますか?
それくらい本当に実現したいという思いがあったら、大脳生理学的に、脳はいつもあなたの願望を探していて、無意識のレベルにおいても、あなたの願望に関係あるものを見つけると、あなたにインスピレーションを与え、あなたは気づくようになります。
結果的に、あなたの願望に関することに気づく回数が増えるので、あなたは、それに導かれるように、「あなたの願望を実現していこうとする選択を無意識に行っていく」のです。そうするうちに、たくさんのチャンスに気づくことで、次第にそれが叶っていくように思うわけです。
あなたが欲しいもの、例えば、欲しいクルマを思いついたとき、その日から急にそのクルマをたくさん見るようになったという経験はありませんか?それは今までも走っていたんです。でも、あなたが注意を向けたから見えるようになっただけです。
ちょっと、実験をしてみましょう。
「ピンク色の象を思い浮かべないでください」
さあ、どうでしょうか、ピンクの象は現れたでしょうか?思い浮かべないでと言っても、ピンクの象が現れてしまいます。脳は否定形がわからないそうです。だからピンクの象に意識を向けてしまいます。
あなたの夢や願望、ゴールも同じです。あなたが注意を向けたものが見えるようになります。そして、そこに行くための入り口がきっと見つかるのです。
行き先を脳に告げたら、連れて行ってくれる
「脳はゴール設定すると、どうやったらそこに行けるかをあなたの意識に関係なく勝手に探し続ける」そうです。でも、あなたがゴールを明確に設定しなければ、脳は目的地を探しようがないので動き出しませんし、目標が明確でなければ、タクシーに乗って「運転手さん適当に走ってください」って言うようなものです。運転手さんもどこに言っていいかわかりません。
目標が定まっていない場合は、脳にひとまずこっちの方向でよろしくという手はあります。
例えば「健康で幸せで、とにかくお金持ちになる感じで」(笑)これでひとまずその方向には進み出しますが、せっかく目的地に近づいていても、そこからが明確でないので、いつまでもその豊かさの方向に向いているだけで、実際の豊かさがどれほどになるかはわかりません。
オリンピックアスリートも自分の目標は金メダルとしているから明確なわけです。もちろん、みんな金メダルを目指すので、誰か一人しかそれは得られませんが、そこに向かう中で、それだけの評価なり、自分自身の気づきなり、得られるものはたくさんあるでしょう。
最後は、どれほど金メダルを取りたいのかのメンタルエネルギーの差が勝敗を分けるのでしょう。
こして考えてみれば、思考は現実化するというのは、本当はスピリチュアルでも何でもないことです。魔法なら瞬間的に物質化したり、現実化します。魔法と現実化、引き寄せの違いは、現実化、物質化には時間がかかると言うことです。
思考の現実化は、実際にスピリチュアルと言うよりも、神秘的な、現代科学では解明されていない何かがあるのかもしれません。僕はそう信じる派です。
現代科学で解明できていないことは山のようにあります。
引き寄せの法則を量子力学で説明する人もいますが、僕はその可能性に期待したい派です。
でも、いまのところそれに対する科学的な実証はなく、えせ科学と言われても仕方ないところはありますが、何よりも実用的なことが大事です。実際に使えるなら原理なんて関係ない。
思考は現実化するというのは、傾向的にも、実際的にもやはりそうです。
実現したいゴールを明確にして、それを本当に実現したくて、そこに思いっきり情熱を傾けられるなら、あなたはそれをやり続けるでしょう。あなたはそこに喜びを感じるでしょう。
あなたはなんとしてでも、ゴールを実現したいのではないでしょうか?
何のためにそれをやるのかも明確に、はっきりと言えるはずです。
だから、実現できるのです。現実になるのです。
そんな人には、努力を努力と思えないので、努力した記憶がないから努力無しでということを言ったりします。端から見たら、努力にしか見えないことも、本人は喜びの中にいるわけです。
あなたが、思いを実現したいのならば、ぜひ、それが本当にやりたいことなのかをまず考えてみてください。曇りなく、それを実現したいという思いがあるなら、それは必ず叶うはずです。
ぜひ、あなたの夢、ビジョン、ゴールを実現してください!
あなたの思いを応援しています!!
思考は現実化する+引き寄せの法則の記事もぜひ、お読みください。
他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!
Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表
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