Webサイトは「らしさ」が大事

2020.11.15

業界らしさと会社らしさ

業界には業界らしさというものがある

あなたのビジネスは、どんな業種、業界のカテゴリーでしょうか?
業種、業界にはカラーがあります。それぞれの特性、タイプと言えるでしょうか。
例えば、コンビニにはコンビニらしさがあり、美容室には美容室らしさがあります。
医院には医院らしさがあり、お寿司屋さんにはお寿司屋さんらしさがあるわけです。
もちろん、お店や医院に限らず、ありとあらゆる業種において、業種らしさがあって、聞けばなんとなくこんな感じというイメージがありますね。

店舗を持たない会社の場合、本社ビル、工場、倉庫では、いったい何の会社なのかはわかりにくいものです。特に、いろいろな会社が入っているビルでは、会社の表示を見て、◎◎商事とか◎◎建設など書かれていれば、あ~商社、建設会社ねとわかるわけですが、何も表示がないオフィスだといったい何の会社だろうかわからない可能性もあるわけです。

私たちは、たくさんのWebサイトや会社のパンフレットなどの制作を行ってきたので、同時に、競合他社の分析やいろんな会社のWebサイトなども研究したりします。そんな中で、いろんなサイトを一覧でまとめて見ると、やはり業界には業界らしさというものがあって、このラインを外れ過ぎると、どういう会社なのかがわかりづらくなります。

 

業界らしさと会社らしさ

ここで問題なのが、その業界らしさを演出することによって、競合他社との差別化が難しくなったりや均質化が起こるのではないかということです。それはその通りで、Webサイトを企画・制作する人、会社によっては、似たような業種のWebサイトを見て、それっぽく作るということをされているところも多いものです。
これは決して間違ってないのですが、安易にそのように構成、デザインしてしまうと、せっかくの会社の個性、独自性が上手く表現されないかもしれません。
さて、どうしたらいいでしょうか?

それは、Webサイトの「らしさ」とは、何かを考えることです。

業界らしさとその会社らしさ。このバランスをどう考えていくかと言うことです。
業界らしさは、マーケティング的にお客さんに理解されやすい、イメージされやすいというメリットがあります。また、ブランディング的には、会社らしさ、会社の個性、独自性を表現した方がいいでしょう。

業界らしさを考えるには、やはり同業他社がどんな傾向なのかを調べてみる必要があります。
最近はというか、かなり以前からありますが、Webサイトのデザインを集めたサイトがいくつかあります。いいデザインがいろいろと集められていますが、デザイン性に焦点を当てているので、見た目はいいけれど、機能面やマーケティング面で問題のあるデザインも多いのも確かです。

 

業界らしさの枠を飛び出すかどうか

最近は、テンプレートに写真やテキストを入れるだけで作成できるWebサイトやサービスもあります。こうしたテンプレートを使う場合は、なかなかその業界らしさを表現することは難しいかもしれませんが、Webサイトは、どういう写真を使うかがとても重要なので、的確な写真さえあれば、それなりには表現できるでしょう。しかし、本当に必要な表現、機能面から考えると、ゼロから構築していかないと、本質的な表現はできません。それで事足りるビジネスも多いとは思いますが、そこは経営者の考え方次第です。コスト面で予算をかけられない場合は、致し方ないとは思います。

業界らしさを考えるときに、業界によって、表現できる業界らしさの幅はかなり異なります。また、会社の個性をしっかり謳うために、敢えて、業界の枠を飛び出した表現をすることも戦略的にはあり得るわけです。その場合は、Webサイトのコピー、テキスト、写真などで、どういう業務内容の会社なのか、わかる表現をする必要があります。
運送会社ならトラックや運転手さんのイメージは必ず必要でしょうし、農業法人や食品会社、製造業など、具体的に商品や仕事をイメージで表示しやすいものは、それなりに表現できますが、カタチの見えにくいビジネスの場合は、業界らしさから離れ過ぎると余計にわかりにくくなってしまうかもしれません。

しかし、個性的な経営者、会社は、それでも個性的な表現によって、徹底的に差別化して、その個性が注目を集めれば、お客さんや人々にその個性を認知され、印象づけられるので、それもひとつの考え方です。

 

お客さんには買う理由があるか?

USPは、マーケティングやブランディングではもちろんですが、経営戦略を考えるときに、もっとも重要なものです。USP=Unique Selling Proposition(ユニークセリングプロポジション) 、会社やビジネスの独自の売りという意味で、会社や商品がどんな特徴を持っていて、他にはないここだけの特性、特質とは何かを明確にするものです。
このUSPを明確に表現し、提案することで、見込み客やお客さんは、会社や商品、ビジネスがどんなものなのか速やかに理解でき、また、他との明確な差別化ができているなら、それを買う理由となるでしょう。

なぜ、私はこの商品を買わなければいけないのか?」が明確に伝われば、買わない理由がないのです。

ブランディングとしての会社の個性をしっかり訴求し、マーケティング的に業界らしさを表現しながら、それをどこに落とすか、その落とし所をどう考えるかが大事です。
そのためには、会社の理念やコンセプト、ミッションやビジョンなど、今どこにいて、今後どのようなゴールを目指しているのか?3年後はどのあたりの位置にいるのか?5年後は?10年後は?
そのマイルストーンをしっかりイメージして、具体的に描くこと。そして、競合他社がどんな表現をしていて、お客さんはあなたの会社に何を求めているのか?どこに魅力を感じているのか?がわかれば、ポジショニングをどこに持って行けばいいのか?どのあたりにずらしていけばいいのかがわかります。

Webサイトは、Webデザイナーだけでなく、Webディレクターやプロデューサー、企画、マーケティング、ブランディングの専門家が方向性を決めたり、意見したりすることも多いというか、基本的に戦略全体を見ている専門家がどのようなWebサイトにするのかを決めたり、アドバイスを行いますが、会社らしさをどう表現するべきか、Webデザイナーのセンスやカン、経験に頼るのではなく、何よりも経営者自身がどういうサイトが好ましいのか?どんな表現が我が社には必要なのか?どういう世界観を表現したいのか?どんな価値観を訴求したいのかなど、会社の経営コンセプトの面からしっかりと方向性を決めていきたいものです。

「らしさ」とは、漠然としているようで、とても大切な存在感といえるでしょう。
あなたの会社の「らしさ」について、今一度、考えてみてはいかがでしょうか?

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表