小さな会社の経営戦略を考える

2020.11.21

あなたは会社を、人生をどうしたいのか?

 

今回の記事は、小さな会社の経営者の方、個人事業主さん向けですが、経営者の方にはぜひ、読んでいただきたい内容です。また、会社内でのリーダーの方やこれから起業しようという方にも役立つ内容だと思います。

 

あなたは会社をどうしたいのか?

もし、あなたが小さな会社の経営者だとしたら、あなたは経営戦略をしっかりと持っているでしょうか?
私の会社のクライアントは、比較的小さな会社の経営者の方が多いのですが、小さな会社、特に個人事業主の方は、経営戦略を持たれていない方が多いようです。

一人、または奥さんと夫婦で商売をやられていたり、家族経営とか、少数でビジネスをやっている場合、戦略は経営者である社長の頭の中にあって、それは「経営戦略」と意識していないかもしれませんが、会社をどうするかは、何となくイメージとしては持っているという方は多いと思います。中には、目の前のことに一生懸命で、会社やビジネスを今後どうしていくか考えていない、もしくは考える余裕がない人もいます。

商売が繁盛していて、日々が忙しく経営のことを考える余裕がない人もいます。これはこれで結構なことなのですが、商売によってはトレンドもあって、その波がどうなるかわからないし、競合が現れたり、大手が進出してきたり、病気や事故など様々なトラブル、災害や今回の新型コロナのような予想外の出来事もあり得ます。
世界情勢を踏まえ、何が起こるか分からない時代です。そんなこともある程度想定の内にしておかないと、会社やビジネスを安定し、成長させていくためには大切なことです。

あなたは、会社、いまのビジネスをどうしていきたいと思っていますか?
しっかりとした目標や計画はあるでしょうか?

私自身の経験からすれば、私は会社を気がつけばもう25年以上もやっているのですが、この間に様々なことがありました。若い頃は会社を大きくしたいという野望に駆られたこともありますし、とにかく儲けたいと思っていた時期もあります。気持ちの変化や失敗、上手くいったこと、いかなかったことなどあって、何のためのに会社をやっているのか、この仕事をしているのかと考え、会社や仕事に向き合えなかった時期もありました。会社の状況があまりよくない状況になって、一生懸命対応せざるを得なかったこともあります。

 

会社は何のために経営されているのでしょうか?

会社を経営するきっかけはいろいろあります。

◎夢を抱いて、成功するぞと意気込んで起業した人
◎いろいろとアルバイトなどやってきたけど、人に使われるのが馴染めず、自分でやり始めた人
◎会社をリストラされて奮起した人
◎親が引退することがきっかけで後を継いだ人
◎特異なこと、好きなことが高じて会社になっていった人

などなど

人それぞれに思いがあります。
仕事や会社が順調なら、日々の仕事をこなして行くのも悪くないでしょう。そうして幸せに日々を送ることができ、満足の人生を送れる人もいます。
しかし、多くの経営者の人が一度や二度は、会社の危機、人生の危機を経験されているんじゃないでしょうか?まだ若い経営者の方でも、これまでの人生でやばいと思ったことがあると思います。
そんな時、日々の仕事、目の前のことにしか意識を向けていなかったら、そうした出来事に翻弄され、どうしていいかわからない状況に追い込まれてしまうことだってあります。

会社も人生も戦略は大事です。

戦略が明確であれば、何かが起きたときでも、それを軸に対処できますし、どうしていくのかが明確なので、ブレることがありません。少なくとも、ブレにくくなります。
経営戦略、人生の戦略があるかないかでは、成長の度合いに大きな違いが出ます。
経営戦略は、成長したい企業には必須のものですが、あまり成長する意欲のない経営者の方には、経営戦略と向き合うことは難しいかもしれません。

 

 

戦略を言葉にしてみることが大事

そもそも戦略とは何かというと、目標や達成したいゴールを定めて、これから先をどのようにしていくのかを決めることなのですが、最終的に

◎どんなゴールを実現したいのか
◎どんな会社を創りたいか
◎どんな状態だったらいいのか
◎そこに到達するには、どんなやり方で
◎どんなプロセスでいくのかなど

何をどうするのか、どのようにするのかを考え、そのコンセプトや方針、計画をつくることです。

戦略という言葉には、これから先、自分が実現したい未来に対し意気込みを持ってやっていく、決意のようなものが感じられます。
英語ではStrategy=ストラテジーと言いますが、その語源は、ギリシャ語strategiaだそうで、元々は謀略、だますという意味があったようです。
孫子の兵法でも、戦わずして勝つことがもっともいい勝ち方だと言ってます。
これは、敵がこの相手には勝てないと思わせられるくらい強く見せることが大事だと言うことで、実際に兵力を増強するのもそうですが、そのように見せると言うところもポイントです。それはつまり、敵を欺いて戦わずして勝つということでもあり、要は相手にいかに戦意を失わせるかがもっとも利口な勝ち方だと言うことです。ちょっと話がずれましたが。。。

あなたは会社の戦略を持っていますか?

先ほども言いましたが、会社をこんな感じでやっていく、会社を今後こうしていくという漠然としたことを考えている人は多いと思います。もし、あなたがまだ戦略を明確にしておらず、それを書き出す、文面化していないとしたら、それを明確にしてまとめ、文面化し、プリントアウトすることをおすすめします。
頭の中の考えを明確にして、文面化し、紙に書き落とすこと、これが最初の物質化です。これがあなたの意図の種となって、今後芽生え、成長していく元になります。

 

 

小さな会社のための戦略の考え方

では、戦略について、もう少し具体的に見ていきましょう。
小さな会社経営における戦略とは何をすればいいのか?

以下に紹介する項目は、ある程度規模のある会社で行う戦略をわかりやすく考えられるように、具体的な項目にしたものです。要するに、こういうことを明確にしていくと、会社の軸が明確になり、どんな方向に行くのか、自分でも再確認できるし、何があって、何が足りないのかがわかります。

1.ゴール、目標を定める →実現したい状態、姿とは、ビジョン

2.それを実現するために何をやるのか →現在の仕事、会社で実現するか、新たな事業を行うか

3.いつからやるのか、いつまでに実現するか →達成日を明確にする、フェーズごとのスケジュールを考える

4.どこでやるのか →場所は変えるか、拠点が増えるのか

5.誰に提供するのか →ターゲット、お客さんは誰か

6.誰とやるのか →経営幹部、社員は増えるのか、チームや協力者をどうするか

7.どのようにやるか

8.どんなプロセス、ステップでやるか →どういう課程、道筋でやるか、ゴールが遠ければ、ゴールまでのフェーズを何段階かに分ける、ゴールまでの全体計画(大まかな概要)

9.それを実現するためには何が必要か

10.会社の強みとは何か →他にはないあなたの会社だけの特質、特徴、個性、魅力

11.手持ちのリソースは何かを考える →リソースとは資源、才能や技術、人脈、得意技、資金、場所、社員、協力会社、仲間・・・

12.足りないものがあるか →何があって何が足りないか、どうやってそれを準備するか

13.目的を明確にする →何のためにやるのか、なぜそれをやりたいのか、理念、ミッション

14.大切にしている価値観とは何か →会社の方針を定める、やることやらないこと、軸

15.プロジェクトの名前をつける →それを実現するためのモチベーションを上げるタイトル

戦略を考えるのは、ゴルフに似ています。ゴルフにはルールがあって、遠く離れたグリーン上のホールにボールを入れることが目的で、できるだけ少ない打数=効率で結果を出すことが求められます。ボールを打つ前に、風を読み、地形を考えて方向を定め打つわけですが、どの程度のパワーとコントロール、精度で打つかが問題です。どこにめがけて打つかは決められても、そのように打てるとは限りません。それだけの技術や能力がなければいけないからです。そのためにショット=技術や能力は磨かなければいけないし、磨くことも可能です。1発のショットでホールインワンも奇跡的にあり得ますが、ロングホールなら、何度かに分けてショットを打たざるを得ません。でも、ここで、ミスショットを挽回するためにカイゼン、調整もできるかもしれません。会社を経営することは、遠くに置いた目標に、何度もいいショットを打って目標に近づいていくこと、その効率をできるだけ良くしていくことです。そのためにはどうするか?そのための戦略が必要と言うことです。

小さな会社の場合、経営者もやることがいっぱいで、たまのお休みは、疲れ果ててストレスリリースしかできないかもしれませんが、何しろ時間を確保して、戦略を考え、文面化して明確にしておく必要があります。
戦略を明確にするかしないかで、その達成度は全く異なるものになります。なぜなら、戦略を一度明確にしておくと、進んでいったときに、もし違った部分があれば修正できます。
しかし、何もないと、常に感覚で進むことになり、会社を取り巻く出来事や経営者の人生の影響を受ける中で、自分の現在の位置も分からなくなってしまったりします。
でも、一度、戦略を明確にしておくと、それを軸に、修正、調整も用意です。

戦略を考えるときに、ビジネスモデルキャンバスという方法があります。ビジネスモデルキャンバスは、新規事業の立ち上げ会社の状態を見直す時に、とても有効な方法で、主な活動は何か、どう言う価値をお客様に提供するのか。そのためのリソース(資源)は何か。どうやって提供するのか、ターゲットは誰か?どこで提供するのか?キーとなるパートナーは誰か、どんな会社か。コストはどうなっているか、収入は具体的にどのくらいかなどを、1枚のシートに書き出すもので、シリコンバレーでのアクセラレータープログラムでは、この1枚をどれだけの精度で明確化するのか、とても重視されました。実際に、とても有効な方法です。これについては、シリコンバレーでアクセラレータープログラムのVol.3で書く予定です。

そちらも、ぜひ、お読みください。

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表