成功するためのシンプルな方法〜身体の使い方を変える

2020.12.13

 

ネガティブな線路を走るのか、それとも?

前回、成功する人とそうでない人のシンプルな違いについてお話ししました。
成功する人は、脳の使い方が違うというお話でした。また、脳の使い方とは、物事を悲観的に見たり、できないと諦めたり、否定的に見たりとネガティブに考える、そのように思うことをやめて、きっと上手くいく!これはより良くなっていくためのプロセスだ。その人には事情があったんだと。肯定的=ポジティブに物事を見ていくことで、脳の神経回路ポジティブ脳に変わっていくことで、ものごとをよりポジティブに考えられるようになっていくお話でした。
いやいや、考え方としては確かにそうだろう。。。だけど、現実的に考えて、それが簡単にできていたら、誰も苦しみはしないよ。みんな成功しているよと考えられるでしょう。

私も、そういう一人でした。。。
しかし、現実の方が、そうでないということがはっきりとわかりました。それは、頭で理解したのではなく、体感し、身をもってそれを実感しているからです。
確かに、頭で考える。思考でそのパターンを変えていくことは、正直、限界があります。なぜなら、もし、いま、あなたの脳がネガティブな思考をしがちな脳になっているなら、それをポジティブに考えろと言うことは難しいからです。
これは、ポジティブシンキングではなく、脳そのものがポジティブ脳になると言うことです。

左にカーブしていく線路の上を走る列車を右方向に走らせることはできないように、神経回路というレールが左方向なら、列車の運転手であるあなたが、頭の中で右だ右だと考えるようにしても、列車は左へと行ってしまう訳です。
そのためには、右方向に進むレールを作っていき、ポイント(線路の分岐点)を右に切り替えていく必要があります。

右方向に線路を作っても、左方向へのレールの溝が深ければ、なかなか右に行かないかもしれません。無理をすると脱線してしまいます。
右方向へのポイントが錆び付いて動かなかったり、切り替えても、ポイントを乗り越えて、左へと流れていったり。せっかく右方向の線路に乗り変わっても、また、左方向のポイントが現れて左へと切り替わってしまうかもしれません。。。これを神経可塑性と言います。形状記憶合金やシャツのように、元のカタチを覚えていて、熱を加えたり、洗ったりすると、元のカタチに戻ってしまうものです。

そのために、ポジティブの方向へレールをどんどん敷いていって、どんどん意識的に切り替えていくことで、左に行っても、右へ切り替え、また左に行っても、また右に切り替えるということをどんどんやっていくと、気がついたら、右側の線路を走っていて、最初に意識を変えて、右方向(←政治や主義思想的な右ではないのですが。。。笑&爆)へと切り替え始めたところを振り返り、左方向の路線を見たら、左方向、つまり、ネガティブなモードに陥りがちな線路が遙か遠くに見えるということになるわけです。

 

感情は身体と繋がっている

では、思考や頭でポジティブな方向に考えられるようにするにはどうしたらいいか?
右方向のレールを敷いて行くにはどうしたらいいでしょうか?
それは、

身体を使うことです。

すでにご存じかもしれませんが、感情と身体は相互に繋がっています。
これはすぐに理解できると思いますが、気分が滅入っている時、あなたはどんな姿勢を取りますか?その姿勢を取ってみてください。
どうでしょうか?

では次に、悲しみに暮れている姿勢はどうですか?実際に、やってみてくださいね。効果を体感できます。
では次に、最近、腹が立ったこと、激しい怒りを覚えたことはありますか?その時のことを思い出して見てください。そして、それを身体で表現してみてください。
どうでしょうか?

いずれも、下向きになって、頭を下げ腕は内側に、背中は丸くなっているかもしれません。そして、気が滅入っていたり、悲しいときエネルギーは小さく、怒っている場合は、エネルギー高くとも内側に向いていることに気がつくでしょうか?
怒りのエネルギーは、自分の内側にネガティブな燃料をどんどん放り込んで、燃え上がって、怒りの釜がぐつぐつ煮え立っている状態です。

感情は、身体と繋がっています。これは、私たちのDNAのプログラムがそうなっているからです。身近にいる犬や猫を見たり、動物の動画を見れば気がつくと思いますが、例えば、犬も怖れを感じる時は、丸くなって縮こまります。これは猫も同じです。チンパンジーなどは、人間にかなり近いので、顔の表情も変化させることができ、人間のようなそぶりを見せることもしばしばです。

私たちは、人類への進化の過程で、様々な外的要因から、特に数百万年、数千万年という年月の中で、その多くを生きるために生きてきました。つまり、命を守るために生きてきたわけです。敵が来たら身をかがめて、できるだけ小さくなって隠れる。襲われたら防御のために丸くなる。アルマジロなどはその典型です。
悲しみは、無力感を感じ、身体の力が抜けて、だらりとし、気力も沸きません。これは、動物によっては、恐怖のあまり気絶したり、突然倒れて、死んだふりをする動物もいます。こうした命を守るための行動が、それぞれに進化しているのでしょう。
また、怒りは、反撃のモードです。追い詰められて、窮鼠猫を噛むと言いますが、絶体絶命に陥ったら、諦めるのか?命をかけて全身全霊で戦うのか?全身にアドレナリンが行き渡り、筋肉が興奮して、相手がどうであろうと命を守るために襲いかかります!

こうしたモードが身体の使い方に表れるわけですが、こうしたときに、例えばアドレナリンのように、脳が危機から脱出するために、筋肉を爆発的に動かすために、アドレナリンというホルモンを放出し、全身の血中に巡らせます。また、強いストレスを感じると、コルチゾールが放出され、不安や怖れを感じます。これも外的要因に対処するためです。
身体と感情が繋がっていることは理解できたでしょうか?

 

身体の使い方を変えれば、人生が変わる

さて、では、線路ポジティブな方向へ切り替えていく、ポジティブなレールを脳内に敷いていくためにはどうしたらいいか。
はい、そうです。行動することです。行動とは、身体を使うことです。頭で考えてどうこうするではなく、思考を手放して、とにかく身体を動かすことです。私の人生を変えた最高のメンター、トニー・ロビンズは言います。

フィジオロジー・ファースト

フィジオロジーとは身体の使い方です。身体の使い方を変えれば感情は変わります。なぜなら、これまでお話ししてきたように、感情と身体は繋がっているからです。こうした話を始めて聞かれる方は少し理解しがたいのですが、感情がネガティブになるから身体が萎縮したり、怒りで興奮したりするのであって、身体をどうこうしても意味はないのではないか・・・

いえ、違うのです。実際にやってみるとわかりますが、例えば、椅子の上に立って、上を見上げて、両手を大きく上げてバンザイのポーズ、そして、顔はスマイル。この状態で、怒りや悲しみを感じることは難しいのです。これをもっと高い場所で、例えば街が見渡せる高台に言ってやるとさらに効果があります。
実は、そんな場所に行かなくても、楽しくなる音楽気分が上がる音楽をガンガンにかけて、全身で飛び跳ねて踊り狂うことで、そのネガティブな感情はどこかへ行ってしまいます。
これは前回もお話しした、NLP=神経言語プログラミングで詳しく説明され、様々なノウハウがあります。

私たちは、フィジオロジー・ファースト=身体の使い方を一番に変えることで、気分が変わり感情を変えることができるのです。

つまり、強力なネガティブな線路も、身体の使い方を変えながら、ポジティブなマインドセットに切り替えていくことで、ポジティブな神経回路を強化していくことができるのです。
それはまさに、筋力トレーニングと同じです。日々、走ったり、トレーニングマシンで筋力を鍛えると、身体がどんどん変わっていくように、頭で考えるのではなく、身体を動かす。身体の状態を変えることで、思考がついてくる。マインドが変わってくるのです。

ぜひ、思考に陥ったら、いや、陥る前に、身体を動かして意識を高い状態にしてください。

次回は、脳の状態を変えることが、なぜ引き寄せ効果を生むのかについてお話しします。

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表