心を映す鏡としてのブランディング

2020.11.25

すべては内面の反映、あなたの心は映し出されている

 

前回、風水と環境整備というお話からブランディングへと続きかけて、お話が終わらなかったので、今回は、その続きとしてブランディングと心の内面のお話をしたいと思います。

 

あなたの内面があなたを行動させている

あなたの行動が、心の内側、内面の反映であることは、心理学を持ち出さなくても分かると思います。
あなたが何かをしたいと思ったとき、あなたは行動します。お腹がすいたら何か食べたいと思い、身近にあるものを食べるかもしれません。喉が渇いたら水分を取るでしょう。甘いものが欲しいと感じたら。。。さて、どうしますか?笑

あなたの行動は、あなたの内面で感じたり、思ったり、考えたりしたことの表れです。意識するにせよ、無意識にせよ、あなたが何かを感じ、あなたの中で何かが起こっているから、その反応や欲求、ニーズからその行動が起こっています。
では、あなたの身の回りはどうでしょうか?前回の環境整備でお話ししましたが、あなたの身の回りがいつもきれいだと言うことは、あなたはいつも身の回りきれいにしておきたいというマインドセットがあるわけです。
無駄なものを持たないようにしようとか、隅々まできちんとしておこうとか、そんな思いがあって、その思いが拡がったら、あなたの身の回りだけでなく、あなたに関わる様々なところで、そんな環境整備が行き届いていることでしょう。
つまり、あなたの内面が、あなたにいつも環境を整える行動をさせているわけです。

 

本当に大切にしているなら予定通りに進む

字は人を表すといいますが、一文字一文字、丁寧に書こうとする心の表れ。誰かにメッセージを伝えようとするときは尚更です。相手を思う気持ちが大切です。
約束の時間を守る。約束の時間10分前には、すでに待ち合わせ場所で待っている。それくらいの姿勢が大切です。それは、相手を思いやる心です。万一遅れてしまうこともあり得ます。その時は、事前に遅れることをきちんと伝える。実は、私がこうしたことに気づく以前の昔は、なぜかいつも時間に遅れてしまっていました。必ずと言っていいくらい、5分か時には10分くらい遅れてしまうのです。さすがに自分でもいやになりました。時間に間に合うように出ているにも拘わらず、交通渋滞や電車の遅延、そもそも出かける前に電話が入るなど、、、
しかし、本当に相手と会いたい気持ちや何かの会合に、自ら参加したいという思いがあったら不思議なことに、交通渋滞に巻き込まれなかったり、電車もスムーズに乗り継げたり、タクシーがすぐに拾えたりと、すべてが用意されていたようにことが運ぶものです。
約束の時間に遅れるというのは、自分の中に本当はあまり重要ではないとか、乗り気がしないとか、何かそのような気持ちがあるからこそ、時間に遅れてしまうわけです。
ひとつひとつの約束を本当に大切にスケジュールに入れると、不思議なことに、新しい予定は、そのスキマに入ってくるように予定が決まっていくこともあります。これこそが宇宙の流れに従っている証拠です。

 

小さな無意識に気づかなければ
やがて雪だるま式に大きな現象に

あなたの身の回りに起こっていること、あなたの人生の環境も実はあなた自身が創り出しているのですが、これは引き寄せの法則でも言われることと同じです。
顕在意識と潜在意識があって、特に潜在意識は90%とも言われます。いろんなことを考えたり、思ったり意識化できていることはわずか10%なので、潜在意識と顕在意識が綱引きをしたら、圧倒的に潜在意識が勝ってしまいます。つまり、あなたが、あなたの身の回りに創造している現実のほとんどはあなたの潜在意識が引き起こしていると言ってもいいでしょう。

なんで、こんなトラブルばかり起こるんだ!
なんで、こんなことに巻き込まれなきゃ行けないんだ!
なんで、あいつはいつもああなんだ!

という様に思ってしまうあなたがいるから、そのような出来事に出くわしたり、巻き込まれたり、そんな人が周りにいたりするわけです。しかも、それはあなたが気づいていない潜在意識が呼び寄せているのです。
そこに至る過程は、結局、雪だるま法則で、最初は小さな雪の塊が坂を転がり落ちていく間に、どんどん雪がくっついて、だんだん大きな雪だるまの球のようになっていくわけです。

あなたが潜在的に持っている感情や気持ちが、些細な行為として表れます。しかし、それはとてもとてもささやかな行為であり、出来事なので、誰も気づかないし、あなた自身も気づきません
例えばそれは、ちょっといやな気持ちがして、チッと舌打ちしたり、小さな小石を蹴飛ばしたかもしれません。しかし、そのネガティブな小さな物質化が引き金となって、その波紋があなた自身に響き、あなたの内側のさらなるネガティブな感情を揺らします。
潜在的にあるいらだちや怒り、悲しみはそれによって増幅され、また、あなたが出した、物質化した小さくネガティブなバイブレーションは、同様に周囲にある、もしくはあなたと関係するものや出来事に共鳴して、現象化します。あなたがどこかで気がついて、それを打ち消す行為によって、プラス←ポジティブの波動を響かせないとその波は打ち消せないので、そこからは雪だるま式です。そして、あなた自身、そして誰が見ても分かるような出来事として現れるわけです。わかるでしょうか?

 

ブランディングも小さな思いを大切にする

ブランディングを考えるときに、まさに、これが起こっているわけです。
ブランディングだけではありません。あなたが会社を経営することも同じ、あなたの内面の現象化です。

あなたがどんな会社を創りたいのか?
どんな会社にしたいのか?
どんなお客さんとお付き合いしたいのか?
どんな協力者や会社とお付き合いしたいのか?
業界で、どんなポジションを取りたいのか?
どんな社員、どんなチームで仕事に臨みたいか?
会社はどんな雰囲気、空気でいたいか?
お客様からどんな喜びや気持ち、感情を得たいか?味わいたいか?
あなたは日々どんな感情を味わいたいのか?

すべてはあなたがどうしたいのか?から生まれています。
あなたがこうしたいという思いがあるのに、そうなっていないとしたら、あなたのもっと深い意識がどのような思いでいるのかを見つめてみる必要があります。

なぜそうなのか?
なぜそうするのか?
なぜそれが必要なのか?
なぜそう感じるのか?
あなたは本当はどうしたいのか?

表面的、顕在意識的には、こうしたい、こうするんだ、こうしなければいけないんだと思っているとしたら、なぜそうしなければいけないのか?という問いが生まれます。

あなたの幼少期からの思いや出来事、トラウマや心の傷など、それらがあなたの今の行為や行動を生んでいることも多いでしょう。最先端のポジティブ心理学では、それ自体を見つめる必要はありませんが、それを無視するのではなく、あなたに起こった大切な出来事としてそっとおいて置いて、それ以上にあなたが今持っているリソースやあなたがより良く生きるためのあなたの才能にもっと光を当てることで、そこにエネルギーが注がれ活性化します。あなたは、過去に起こったネガティブな出来事を呼び起こし、そこにエネルギーを与える必要はないのです。
過去の傷口に塩を塗る必要はありません。

 

あなたの内面の奥底に何が横たわっているのか?

ブランディングは、表面的にはある意味でどうにでもなります。いわば、見た目のスタイリングとして、ドレスアップし、なりたいように着飾れば、あなたも会社もパッと見た目は見違えるような姿になることができます。しかし、そんなメッキのようなブランディングは、果たして意味があるでしょうか?

ブランディングは真実でなければいけません。

あなたの、そして会社の深い内側から立ち上ってくる真実。それは揺らぎのないブランディングです。
では、あなたの真実とは何でしょうか?それはネガティブな真実ではなく、あなたや会社の持てる資質、才能、輝ける能力、他にはない魅力、そうした真実とは何か?

深い内面に横たわっている、あなたとあなたの会社の真の資質、能力とは、いま表面的にある技術や特徴ではなく、経営者であるあなた自身の人間性人間力であり、それが何なのか?
それが、ブランドとして表面に立ち上がり物質化創造されているわけです。
本質を考えるなら、人としてのセンスや振る舞い品格なども人から共感され、尊敬される部分ですが、そうしたものを心の内に養い大切に育てていくことで、人間力のある内側が育ち、その顕れとしてのブランドの素地ができます。

 

あなたが表現するものは、あなたの内面の鏡

プライドや怒り、悲しみなどのネガティブな意識から立ち上がるブランドは、威嚇や攻撃、破壊と言った創造、生成、発展というような創造性とは真逆のエネルギーであり、そこには、当然、そうしたネガティブな意識に共感、共鳴する人もたくさんいて、ビジネスとしては確実にマーケットがあるのですが、そこで商売するにはいろんな意味でタフさが要求されます。それは、もしあなたが、愛や思いやり、貢献、平和や喜びといったエネルギーを持っているなら、その対極となる怒りや悲しみ、怖れの世界は生きにくいからです。
パラレルワールドのデパートの何階にいますか?という記事を書きましたが、まさに間違った階に生きることは困難だからです。

あなたが、あなたのブランド、会社のブランドを考えるとき、すべてはあなたの内面、内側から現れていて、あなたが表現するもの、行為、姿・カタチは、あなたの内面の鏡なのです。

その姿はあなた自身も見ることができるし、周囲からも見られています。
あなたは心を隠している、周りからは見えていないと思っていても、実際には、すべて外に現れています。裸の大様とは言いませんが、あなたが身につけている衣服は、髪型は、メイクは、あなたの表情や振る舞い、行為はすべてあなたの内面の表出です。

真のブランドを創造し、揺るぎないブランドを創るには、あなたの内面を見つめ、あなたのマインドセットを見直していく必要があるでしょう。

本当のブランディングはそこから始まります。

他にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表