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フラットデザインと禅

Dec.18.2013

スマホやSNSが普及して、WebサイトのUI=ユーザビリティもかなり進化してきました。

最近では、フラットデザインという新しいデザインも多く見られるようになってきましたが、これはiPhoneに使われているiOS7やWindows8などにみられる、ペタっとした平面的なデザインや画面全体に区画分けされたボタンが並んでいるようなデザインのことをいいます。
『フラット化する社会』とも言われますが、これもそうした現象の一つでしょうか・・・笑
『フラット化する社会』(トーマス・フリードマン著)/ http://www.amazon.co.jp/dp/4532312795

典型的なフラットデザイン例
■ ディーゼル / http://www.diesel.com
■ ピンタレスト FLAT UI DESIGN / http://www.pinterest.com/warmarc/flat-ui-design/
■ マイクロソフト / http://www.microsoft.com/ja-jp/default.aspx
■ ユニクロ / http://www.uniqlo.com/jp/
■ IMJ GROUP / http://www.imjp.co.jp
■ Very メイクアップスクール / http://www.very-make.com

これまで、Webサイトの進化の形態としては、インターネット初期は、通信速度も遅いから文字情報が中心だったのですが、その後、通信速度の飛躍的な向上により、画像も普通に扱えるようになって、Webサイトのデザインは複雑化し、表現の可能性も飛躍的に広がりました。

そんな中で、液晶画面自体が平面→フラットなので、このフラット感の中で、あたかも、そこに実際のものがあるように、また、操作系がわかり易いようにボタンなどを立体的に表現したりすることが多くなりました。こうしたデザインをスキュアモーフィズム=実際に存在するものを模倣して作られる装飾やデザイン・・・と言われたりします。

こうしたデザインが主流になってきて、これまでのiPhoneなど、スマホユーザーの方には、iOS7に代表されるように、あの革新的なインターフェイスに、最初戸惑われた方も多いかと思います。

このフラットデザインへの展開は、情報量が無限に増加していくWeb環境の中で、画面の立体的なアイコンや造形も複雑化であり、ひとつには、それらのリアリティの追求による新鮮な表現、デザイン表現やそこからの体験が限界が来て、その反動的にも、また、そこを超越したときに出現したのがフラットデザインなのかと思ったりしています。

これは、面白いことに、僕は『禅』のような世界に近づいてきたのではないかなと思ったりもします。

デザインも行き着くとシンプルになっていくものです。禅は、単純ながら、実に奥深い世界です。シンプルになっていく、そうなっていった背景があります。

それは、外に何かを追い求めるのではなく、すべては内側、内的な自分、内的な体験が、自分の周囲で起こる出来事、外的な現象を受け取っていて、それを自分がどう感じるかによって、ものの見方は変わり、それを決めているのはすべて自分であるというものです。

ですから、外的な要素をどう受け取るかであると考えるなら、自分にとって本来不要なものはどんどん手放して、必要最低限なものだけへとシンプルなものになっていく。逆に、内的な豊かさや充足感、生のクオリティはどんどんレベルアップしていくという感じでしょうか。。。

フラットデザインも禅のようなものと考えれば、ユーザーがフラットデザインに向き合ったときに体験することは、よりシンプルに、自分が必要な情報へアクセスするための入り口として、いかにスムーズに情報へアクセスできるのか。そのために、インスピレーションと認知、アクション(行動)が、シンプルでスムーズにつながるように、デザイナーはデザインを考えて行かなければいけません。スムーズと言っても、素早くと言うだけでなく、そこへ至るプロセスそのものが楽しめることも、ある一方ではあり得ると思います。

デザイナーとユーザーの感性の一致、または、デザイナーのユーザーへの理解がある意味必要で、さらに多くの人にスムーズに利用してもらうためには、その共通言語が広く理解されるようなわかりやすさも必要です。

赤ちゃんに、実物のようにCGのように表現したボタンとフラットデザインに用いられるようなシンプルなアイコンのようなデザインのボタンを見せたところ、赤ちゃんにはフラットデザインは理解されにくいというような実験データもあるようです。

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同じシンプルでも、子供のように情報量が少ないために単純化し、アニメのように誇張された表現が理解されやすいのと大人のように人生の経験を通しての持っている情報量が多い中で、シンプルな記号に込められた意味を理解する力、それを直感的に呼び覚ます力があるものでは、デザインの考え方はまったく異なります。

そういう意味では、フラットデザインは、何でもかんでもフラットなのがいいわけではなくて、ユーザー(ターゲット顧客)の情報量や経験、スキルにあったデザインの在り方が求められるでしょう。

これらに加えて、ビジネスではマーケティング、プロモーションも関わってくることが多いので、そうした場合は、販売へどう結びつけていくのかは、また、違う角度で検討されなければいけないテーマです。

フラットデザインは、その企業のアイデンティティ、ブランドをどう表現していくのかという観点から取り扱われるものでしょうし、商品販売、マーケティング的に取り扱われるものならば、プロモーションコピーや商品情報を中心に、それらをどう効果的に伝えられるのか、その時に、フラットデザインが効果的なのかどうかで考えなければいけません。

いずれにしても、フラットデザインはまたひとつ、Webの世界が新たな段階へとシフトしてきた流れを示するものであり、デザインの可能性として、私たちも、今後さらに研究してみたいと思います。

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